近鉄球団身売り

今日は完全休養日です。ところが、お昼前にニュースのHPでとんでもない情報が・・・。

近畿日本鉄道がついに近鉄球団を手放すというのですが、その相手というのが同じパ・リーグオリックスというのです。
球団の身売りそのものはこないだから話として上っていたのですが、同一リーグのオリックスとなると、単なる身売りではなく合併ということになります。

たしかにイチローの居なくなって選手層の薄いオリックスと、ローズが抜けたとはいえ唯一の在阪球団としてそれなりにスター選手のいる近鉄とならバランスはいいんですが、球団数が5になるというのはほかのパリーグの球団へ与える影響が大きそうです。
まず、奇数というのは間違いなく1球団はお茶をひくことになりますから、これは興行としては致命的です。週末の書き入れ時に試合ができないと現金収入が入りません。自然な流れとして「ついでにもう一つ減らしてセリーグと同一リーグへ」という話が見て取れます。
もちろん、球団経営的に成功しているダイエーフランチャイズを移したばかりの北海道日本ハムは経営主体が変わることはあっても合併減少となると地域的にみてアンタッチャブルでしょうから、残る西武、ロッテのどちらかが邪魔ということになり、一気に10球団への「間引き」が進みそうです。
かつては読売新聞・巨人の横暴・専制に対して毎日新聞・オリオンズを盟主に結成されたパシフィック・リーグですが、発足時の経営主体で残っているのは近鉄一社。そこが身売りすることで終焉を迎えるとしたら象徴的ですね。心配です。